強迫性障害の症状とは何か?

強迫観念に悩む男

「強迫観念」と「強迫行為」という二つの症状

強迫性障害には二つの症状があります。一つは本人の意に反して不快感や不安感が頭に浮かぶ「強迫観念」。もう一つは、そういった不安を避けるために無意味な行動を繰り返す「強迫行為」という症状です。これが脅迫障害の症状です。

 

自分でもおかしいと思いながらも・・・・

 

具体的に例をあげると、「電車のつり革に触れただけで何度も手を繰り返し洗ってしまう」不潔や汚れが恐怖と感じるものや、「戸締りが不安になり何度も家に確認するために帰ってしまう」などの確認に敏感になるものなどその症状は様々です。「自分のした事が間違っていないか周りに絶えず確認をとる」といった周りをも巻き込んでしまう事もあります。誰もが持つ小さな不安ではなく、自分でもおかしいと思いながらも強迫観念に捕らわれてしまうため、その行動、思考に強い苦痛を伴います.

強迫性障害を克服するためには?

強迫性障害の原因は何か?

 

強迫性障害は近年、脳内の情報伝達を行うセロトニンという物質の機能障害が関連して起きるといわれていますが、強迫性障害発症に至る明確な原因はまだわかっていません。患者さんの多くが元々生真面目で几帳面な性格を持つ方が多いこともあり、以前は神経症の一種だと思われていました。
そのため、脳内での機能障害だけでなく、心理的、体質的な原因が複雑に関係して発症していると考えられます。

 

強迫性障害を克服するための方法

強迫性障害の治療(克服法)には「薬物療法」と「認知行動療法」があります。
この二つを行うことで近年、随分と回復が期待できるようになりました。
ですが、強迫性障害の症状は人によって様々ですから、必要な治療も様々です。
まずはこの病気について、正しく理解し、正しい診断を受けることが重要です。


強迫性障害を克服するための行動療法と投薬療法

強迫性障害の克服に行動療法は有効か?

 

強迫性障害の治療として主に行われる行動療法として、曝露反応妨害法があります。患者さんが今まで強迫観念や不快感を感じた状況や人物にあえて自らを晒し、刺激を与え、その後にこれまで行っていた強迫行為をできるだけ行わないようにします。これにより強迫行為を行わなくても不安が薄れるのだということを慣れさせて、改善していきます。少々強引な方法のように感じるかもしれませんが、病院での治療だけなく、家庭でも継続して行っていくことができますので、改善効果の持続が期待できます。

 

強迫性障害に有効な薬とは?

 

強迫性障害の薬物療法では、原因の一つと考えられているセロトニンの量を調整する薬が使われます。うつ病などにも使われる抗うつ薬SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)が主に用いられます。早くて2〜3週間で症状が緩和されますが、人によって薬の効果も服用量も異なりますので主治医と相談しながら続けることが大切です。自分の判断で中断してしまうと症状が再発することも多いため、1〜2年程度継続していく必要があります。

強迫性障害とベッカム

ベッカムも強迫性障害だった。

 

あの有名なサッカー選手であるデヴィッド・ベッカムは自らが強迫性障害であることを告白しました。
なんでも整頓されていないと気が済まないという症状だそうですが、それをうまくサッカーという自分の職業に対する集中力で消化しているのかもしれません。元々強迫性障害の方に多いのは生真面目で一つのことを徹底的に追及していくような性格です。それは素晴らしい個性であり、そしてその自分の特性としっかりと向き合い消化する術を身に着けることができたのなら、彼のようにしっかりとした社会生活を送り歩んでいくことができるのでしょう。

強迫性障害と併発する病気など

脅迫神経症・・・強迫性障害は以前は強迫神経症と言われていました。
睡眠障害・・・眠りが上手く取れなくなってしまう症状。強迫性障害に多い。
ノイローゼ・・・こちらも強迫神経症に多い症状。うつ気味になってしまう。

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